消防署(しょうぼうしょ)で働(はたら)く車(くるま)の紹介(しょうかい)

消防署(しょうぼうしょ)には、消防車(しょうぼうしゃ)のほかにもさまざまな車(くるま)があります。

水そう付ポンプ車(タンク車)(すいそうつきぽんぷしゃ)
火事(かじ)のとき、すばやく火(ひ)を消(け)すことができるように、ふだんからタンクにたくさんの水(みず)を積(つ)んでいます。
消火栓(しょうかせん)や川(かわ)などからも水(みず)をすいあげて、まくこともできます。
化学車(かがくしゃ)
水(みず)と、消火(しょうか)のための薬剤(やくざい)が積(つ)まれた車(くるま)です。
水(みず)だけでは消火(しょうか)することがむずかしい、油(あぶら)や化学薬品(かがくやくひん)などの危険物火災(きけんぶつかさい)のときに出動(しゅつどう)し、水(みず)と薬剤(やくざい)を混(ま)ぜてできる泡(あわ)で火(ひ)を消(け)します。

屈折(くっせつ)はしご車(しゃ)
はしごが途中(とちゅう)で曲(ま)がるので、電線(でんせん)や電柱(でんちゅう)、屋上(おくじょう)フェンスなどをよけて活動(かつどう)できます。
また、ふつうは水(みず)がとどかない屋根(やね)の上(うえ)から水(みず)をまくことができます。
はしご車(しゃ)
はしご車(しゃ)は、高(たか)いところで活動(かつどう)するための車(くるま)です。
帯広消防署(おびひろしょうぼうしょ)のはしご車(しゃ)は40メートル(ビルのたかさ13かいぐらい)までとどき、ビルにとりのこされた人(ひと)を助(たす)けたり、高(たか)い所(ところ)から水(みず)をまくことができます。

救助工作車(きゅうじょこうさくしゃ)
火事(かじ)や地震(じしん)、交通事故(こうつうじこ)などのときに、すみやかに人(ひと)を助(たす)けられるように、ウインチやクレーン、照明装置(しょうめいそうち)、エンジンカッターや、油圧式救助器具(ゆあつしききゅうじょきぐ)など、大小(だいしょう)200個(こ)ほどの道具(どうぐ)を積(つ)んでいる車(くるま)です。
救急車(きゅうきゅうしゃ)
けがや病気(びょうき)の人(ひと)を「救急救命士(きゅうきゅうきゅうめいし)」が応急処置(おうきゅうしょち)をおこない、病院(びょういん)へとはこぶための車(くるま)です。
人工呼吸器(じんこうこきゅうき)やストレッチャーなど、命(いのち)を助(たす)けるための道具(どうぐ)が積(つ)まれています。
広報車(こうほうしゃ)
火災予防(かさいよぼう)のおしらせや、災害(さいがい)のときなどに、みなさんへおしらせをおこなう車(くるま)です。
おしらせのほかに、隊員(たいいん)や必要(ひつよう)な道具(どうぐ)をはこぶなど、幅広(はばひろ)い活動(かつどう)をおこないます。
資器材搬送車(しきざいはんそうしゃ)
災害(さいがい)のときに空気(くうき)ボンベや消火剤(しょうかざい)など、必要(ひつよう)な道具(どうぐ)をはこぶ車(くるま)です。
指揮車(しきしゃ)
災害(さいがい)がおこったとき、現場(げんば)を指揮(しき)する人が乗(の)ります。現場指揮本部(げんばしきほんぶ)にもなります。
無線機(むせんき)・トランシーバーなどの通信機器(つうしんきき)、山(やま)や川(かわ)などの詳(くわ)しい地図(ちず)など、現場(げんば)で指揮(しき)をとるために必要(ひつよう)な道具(どうぐ)を積(つ)んでいます。
救急普及啓発広報車(きゅうきゅうふきゅうけいはつこうほうしゃ)
心肺蘇生法(しんぱいそせいほう)の訓練人形(くんれんにんぎょう)や、応急手当(おうきゅうてあて)を学(まな)ぶための道具(どうぐ)、119番通報(119ばんつうほう)を体験(たいけん)できる機械(きかい)などを積(つ)んだ車(くるま)です。