高規格救急自動車を更新しました
幕別消防署札内支署に配置している高規格救急自動車を更新しました。
新車両には電動ストレッチャーを導入しており、昇降、降車及び車両への収容を電動で行えるため、安定した動作が可能となり、傷病者への負担軽減、搬送時の安全性の大幅な向上が期待されるだけでなく、救急隊員の労務管理にも適した資機材となっています。また、自動式心臓マッサージ器を新たに導入したことで、より質の高い救命活動が可能となりました。

◆主な救急資器材


除細動器【EMS-1052】 自動式胸骨圧迫装置【ルーカスⅢ】
モニタリングも除細動も1台で行うことができ、エネ 心臓機能が停止した患者に自動で安定した絶え間な
ルギー充電時間3秒未満により早期電気ショックを い胸骨圧迫を実施する機器となります。バッテリー
実施します。動作環境-20℃から+50℃の範囲に対応 (約45分使用可能)・AC電源のどちらでも動作がで
し、12誘導解析機能を搭載しています。 きます。


自動式人工呼吸器【メデュマット・イージー】 エアーストレッチャー
呼吸機能が停止した患者に自動で人工呼吸をする機 バルブを開けると自動的にエアーマットに空気が流
器で、酸素ボンベと接続して酸素を送り出します。年 入し、クッション化することで、階段を滑らせて移動
齢や体重に合わせた換気を1つのダイヤルで設定可能 することができ、患者の負担を軽減できます。
で換気量の自動調節機能を搭載しており、安定した人
工呼吸が可能となります。

電動ストレッチャー
電動ストレッチャーは、モーターと油圧の両方を活
用した「電動油圧昇降システム」を採用しており、本
体に搭載された「昇降ボタン」を押すだけで最高位
105cmから最低位36cmまで無段階に昇降位置を設定
でき、心臓マッサージや救命処置などを最適な位置で
行えます。さらに、最大318kgまでの耐荷重を持ち堅
牢性にも優れています。